2016-06-20(Mon)
抱擁/第2巻(最終回有)/ネタバレ・感想/Maria
★抱擁/第2巻(最終回有)/Maria/ザ マーガレット/感想・あらすじ・ネタバレ
抱擁シリーズ本編2編+抱擁番外編1編収録。全188P、400円前後。
●ネタバレ・あらすじ●
滞在6日目、恭介がいるのもあとわずか。。
環はなんとか良い妹を演じようとするが、思わず気持ちが溢れ、うたた寝をしている恭介にキスしてしまう。
そして、二人で心を込めて準備した母の誕生日会の真っ最中。。
ふとした母の言葉に、キスした罪悪感を感じてしまった環は、いたたまれない心境に。。
とは言え、、そこに突然「あの」父が登場すると、場の空気は一転・・・!
激怒した環は「今さら父親面しないでくれる!?」と追い返そうとしますが、父は話し合いを希望。。。
そして、何故かその場から一旦兄が消え、父・母・環の三人での話し合いがスタートします。
すると父は、既に恭介が進行性の胃がんで亡くなっている事・先日49日の法要と納骨を済ませた事など、信じられないような事実を報告。
恭介の遺影と遺骨の一部を差し出しながら「こちらでも供養してやってほしい」と頭を下げる父の姿に、ならばさっきまでいた兄は一体何なのか・・・と環は大混乱してしまい・・・!?
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●感想●
へ??どーなってるんだ???と読みながらこっちまで大混乱した急展開。。じゃあ6日間滞在した恭介は、亡霊とか生き霊とかそのたぐい・・・??
前に環が男達に襲われそうになった時、不思議な力が働いたのはこのせいだったのか・・・???と思いきや。。
その話し合いの場に、突如「さっきまでの恭介」が登場。
そして、「その恭介」が語り出した真実・・・ううーーん。。意外と重い。。そして、、それでいて心打たれるものがある・・・かな(涙。。
めっちゃほろ苦いんだけど・・・それをかすかに上回る命の輝きとあたたかさがあると言うか。。。
そして本編2編目では、すべてのつじつまが合ったあと、兄の想いと現実を受けとめた環が、号泣するシーンが切なかった。。
それでも支えてくれる人もいるし、前進できたし・・・。。。
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ちなみに作者あとがきによると、この後の番外編は最初は予定されてなかったみたいだけど、「亡くなる前の恭介」が「初めて愛し合った人」と環の出会いがあったり、最終的に現実的な(?)ハッピーエンドになる模様まで描かれていたので、個人的には断然あった方がよかったと思いました(無かったら、ちょっと物足りなかったかもw)。
本編では解消されなかった「父へのわだかまり」も、番外編ではほぐれるキッカケがあったし・・・。。。
ほんとは全部全部、何も悲しみが無ければ一番良かったんだけど・・・それでも、現状を踏まえた上では 人と人の絆・愛・温かさを描いた良い終わり方だった気がしますw。
そーいえば、、最後のおかーさんの「暗躍」と最後のコマの兄の「う~~ん フクザツ・・・。」と言うセリフには笑ってしまったw。
◆Maria先生作品ネタバレ感想記事一覧 アンサー・『未』成熟・こっちにおいでよ。・抱擁・ほしいのはあなただけ。・Maria先生★ネタバレ感想記事一覧・イメージ紹介
Maria
【余談】寄田みゆき先生の「君がウソをついた」なんかもそうなんだけど、この種の謎のある漫画ってどこからどこまでネタバレ書いていいのか悩む・・・。。
一応予習しながらも、本編を読んだ時に「おっ」とか「ええー!そうだったのか」と新鮮に思えたりする感じで、、ギリギリの線&ヒントちりばめつつ感想記事書いてるつもりなんですが・・・過不足あったらスミマセン。。
あと、作者挨拶文とおまけ漫画ページ有り。同じく漫画家家業をしている、妹さん夫婦等々が登場しますw。
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