2018-11-22(Thu)
にこたま 3巻★ネタバレ・感想/渡辺ペコ
★にこたま/3巻/ネタバレ・感想/渡辺ペコ/モーニング・ツー
3巻は、13~19話 + 番外編。
●ネタバレ・あらすじ●
”コーヘー あたし こども産めなくなるかもしれない 卵巣に腫ようができてて 左右両方とも腫れてるんだって 右側は10cm近くに-------”
晃平は温子のそんな言葉を思い出しながら神妙な顔つきで朝食を作っていたのに、出社してみれば高野さんに「こども やっぱり認知させてください」と発言。。。。。。
しかも、、、、、温子は通院中、高野さんとひょんなことから顔見知りになってしまいます。
その上、、当初2人ともお互い誰か知らなかったのに・・・そこに晃平が来てしまった事で、、非常~~~に気まずい雰囲気になり・・・!?!?!?
●感想●
うわわ。。本カノが卵巣の腫瘍で子供が産めなくなる可能性が高いのに、浮気相手は順調に出産に向かってて、その二人が同じ病院で鉢合わせ^^;;;;;;;。
ひえええ、それなのに・・・なんか晃平がビミョーに軽い気がして、なんかイライラするううう(震)。。
それに、、浮気相手である高野さんのお腹にはふつうのこどもが育っているのに、温子の10センチになった卵巣の腫れは「皮様のう腫」と言う、その中に髪や脂肪や骨や歯などと言ったヒトのパーツが入っているらしい。。
卵子のもとになる細胞が異常に分裂して増殖した腫瘍だから、その仮定で妊娠してないのにヒトのパーツを勝手に作り出してるんだそうで。。。
それって、ますます皮肉・・・と言うか、、よく温子心折れないなあ。。。いや傷ついているけど、普通の人だったらもっともっとグロッキーなってそう。。
それなのに、晃平は認知に向けて動き出してたり、周囲に認知を相談したり・・・。
いやそれより温子の事、ちゃんと見てあげればいいのに。。それって・・・優しさ???なんか、モヤモヤする・・・。。
自分の感情に正直な人なのかねえ、、それにしても・・・ううん。。なんかなあ。。
あとそもそも、温子ってば高野さんだけじゃなく、普通の妊婦さんを横目で見ながら受診しなきゃならないのよね・・・き・・・きつそう。。
それなのに、晃平が現実逃避的に頭の中で描いた妄想が・・・・・・・・・・・・・・おいこらちょっと待て^^;;;;;;;;;。
なんだそりゃ~~~~、、、まあ、、その位だから浮気して恋人以外を孕ませたりするのか(ってそもそも、避妊完璧じゃなかったってことなんですかね/まさかもりあがって、してもないのか?)。。
しかも、腫瘍の「中身」を見た時も・・・飾った時も、晃平の態度・・・え・・・ううーーん。。。
こんな男が、2人の女性の間で揺れ動けるご身分なのか・・・。
女性漫画・少女漫画のヒロインの相手役キャラって妙にどS以外はたいていやたらめったら乙女心を理解するフェミニストだったりするから、こういう素のままの・普通にあるマイペース(少々傲慢入り)読むと、ヒ-!とかおおっと思うわね。。
まあその辺がリアルで、杓子定規じゃなくて、「その立場・そのキャラならではの感情」が描けてて、ある意味個性的なんだけども。。
かたや高野さんは割と頑なにしてても、結局周りに助けられてて・・・懸念されてた実母とも、何気に(?)すんなりなのがなあ。。
ふわふわっとノーブルな空気に包まれた世界観だからサラサラ流れていく時間に思わず騙されそうに(?)なるけど、温子だけ踏んだり蹴ったり展開な気がするのよね、、だいぶ。。
浮気した側の男女とされた側の温子の、人生イージー度が違い過ぎて、それがある意味リアル過ぎて切ない・・・。
(なんでこう、浮気された側がしょっぱい展開、多いかな~~世知辛い。。)
それなのに健気にほんわりと生きてる温子、、なんで晃平もっと大事にしきらなかったかなあ。。イイ子じゃん、、ほんと。。
普通。浮気して余所に子供作って自分が産めなくなりそうだったら、もっとキーとなってもおかしくないし、晃平にあたっても当然と言えるくらいなのにねえ。。
そんなのもないのに・・・。。ちょこっとだけセンチメンタルに、もの思いに耽るくらいなのに。。
そんなのも知らず、、なんか、、晃平が能天気すぎて・・・(苛)。。
若干お洒落風で・結構穏やかな世界観で読みやすいんだけど、何気に問題作よね・・・としみじみと思ってしまいました。。
▼温子と晃平。
◆渡辺ペコ先生ネタバレ関連記事一覧 にこたま・1122・ボーダー
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