2020-04-12(Sun)
キズアトから甘くなれ 【ネタバレ・感想】【一途男子×トラウマ女子ラブ】久嘉めいら
★キズアトから甘くなれ/ネタバレ・感想/久嘉めいら/モバフラ
表題作4話入り。
●キズアトから甘くなれ ネタバレ・あらすじ●
”・・・こうして月の光を浴びているだけで この傷が消えてなくなってしまったらどんなにいいだろう-------・・・・・・
------------バカみたい 消えるわけない わかってる それでも月が綺麗な夜は つい夢のひとつも見たくなる-------------・・・・・・・・・”
ヒロインの葉竹桃桜(はたけゆすら)は胸に大きく残っている手術跡がつらくて、夜・一糸まとわぬ姿で湖水につかり・月光浴をしていたけれど。。。
そこに見知らぬ・・・同い年くらいの少年が現れたから、キズアトを見られたと思って悲鳴をあげて逃げ出してしまうのでした。
しかも夏休み明け・新学期おそるおそる登校してみたら、その少年は2年ぶりに地元に帰って来た転校生で、一浦架月(いちうらかづき)と言う男子であることが判明。。
その上架月は口止めの代わりに交際を要求して来たので、この傷跡にまつわるトラウマのせいで、この町にやってきてからは恋人も友達もつくらず
他人との距離を置いていた桃桜は、非常~~~に困ってしまいます。
ただ架月は一目惚れしたことをあかしてきながら、「・・・ただ 綺麗だったんだ あの時の君が死ぬほど」とほほ笑んだから、桃桜は薄暗かったのもあって
あの傷跡は見られていないのだと安堵。。
そう、こんな・・・むなもとに手のひら大ほどの大きさでガッツリとのこっている手術痕を見たら、綺麗なんて言葉が出てくるはずはない。。。
桃桜はほっとしながらも、とっても複雑な心境になってしまうのでした。。
しかも基本明朗快活でちょっとちゃっかりしている架月と言い合いをしていたら、桃桜は他人を遠ざけるための物静かキャラが崩壊してしまい余計にテンパりまくり。。
それにくちどめとの交換として交際を要求して来た点を突いても「だれともつき合う気が無いんなら結局 弱みでもなんでもつけこんで強引にいく以外ないじゃん
本気で桃桜を好きになった男はさ」とか架月が言い出すから、桃桜はいたたまれない気持ちになってしまうのでした。。
だってこの傷跡を見たら、今のと同じセリフはきっと言えないはず・・・!
だから桃桜は自分の気持ちしか見えてない架月に攻撃を加えてしまい、その後も・・・相手の気持ちが自然に冷めるまで「見られるかもしれない恐怖」
に耐える自信がなくて、ただひとり涙してしまうのでした。
かくして桃桜は架月を人気のない場所に呼び出すと、とんでもない提案を・・・!
「いくらなら足りる? 湖のことを黙ったまま別れてくれる金額」
すると架月が、めちゃくちゃ切ない表情をしたものだから・・・!?!?!?
●キズアトから甘くなれ 感想●
他作ではドロドロ!!キョーレツ!ワールドなんかもある久嘉めいら先生だけど、これは切なさがありながらもピュアラブなセンチメンタリズムが光る一本!?
胸部にかなり大きな手術痕をもち、それで・・・過去の恋が上手くいかなくて心も傷ついてしまった桃桜と、とにもかくにもまっすぐで・熱烈なラブコールを送り続ける架月の、微妙な距離感ラブがメインだったかも。
スポンサーリンク
いやしかし、ひとりじゃ抱えきれないようなトラウマにこんなふうに純粋なる想いで必死に愛を口にする男子が現れたら、そりゃあ女子は・・・としみじみ。。。
だって何度も桃桜がくじけそうになったり、その傷跡とトラウマを持つ少女だからこその感情になったりしてて、簡単にはいかない感じなのに・・・。
単純男子でありながら、この包容力よ。。
かたや、、某男子^^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;。。
おいおいおい・・・あーあーあー。。
なのでちょっとうへえ展開はあったものの、、架月のストレートさでとにかく浄化された感じだったかなあ。。
スポンサーリンク
画***ちょっと癖あるけど綺麗系!?表情豊か・・・!?
ドキドキ***過去の棘が抜けないヒロイン・支え導くヒーローの関係性にドキドキ!?
お色気***少女漫画の範疇。
その他***ヒロインに色々起きつつも、一途さ本物!運命の恋!って感じだったかなあ。。
炭酸ソーダみたいな爽やかな甘さって言うよりは、カクテルみたいな熱っぽさもあるような甘さというか・・・!?
◆久嘉めいら先生作品ネタバレ感想記事一覧 せんせーだってサカりますが何か?・舐めたいエゴイスト・優等生の遊び方・Deep Love again・キズアトから甘くなれ
上の作品群の中では、まっすぐ熱烈ラブ!的にはせんせーだってサカりますが何か?が近いかな?!
他は・・・結構強烈(笑)。
(関連性ないんだけどどれもこれも、特盛Deep Love ★って感じw)