2020-09-20(Sun)
オオカミの住処 3巻【ネタバレ・感想】【最終回有】藤末さくら
★オオカミの住処/3巻(最終回有)/ネタバレ・感想・あらすじ/藤末さくら/BE・LOVE/少女漫画~女性漫画
最終3巻は12~17話入り。
●オオカミの住処 3巻 ネタバレ・あらすじ●
”かつて安全だった場所はとっくに追われた ここから先は人の住処 生きたければ人の姿をし人の言葉を話せ
弱い者は 身を潜めよ 周囲へ倣え”
あれから・・・、失踪した将真は東京にたどり着き、以前スカウトしてきた笹島のもとへ。。
とは言え突然のアポなし訪問にも関わらず笹島が歓待したと言うのに、将真は「あなたに会えなかったら 死.のうと思ってた なんのために生きてるのか・・・
どうやって生きていいのかわからなくて・・・」と、淡々としながらもひっ迫した様子を見せるのでした。
だけど笹島は動揺せず、「これからのことは 僕にまかせてもらえませんか?君をだれよりも強くしたい」と頼もしい一言を。。
かくして、実家では突然いなくなった将真について家族が非常にやきもきしていたにもかかわらず、笹島は一年も連絡をとらないまま
手を尽くしつづけるのでした。。
そしてその一年後、笹島は将真を伴い実家に現れると、土下座して陳謝。。
すると当然母は簡単には許さず「あなたのやってることは誘拐ですよ」と責めたてたものの、将真とこころはこんな会話をするのでした。
「僕が家に連絡しないでって頼んだんだ 全部僕が望んだことなんだ ごめんなさい」
「・・・いいの?将真はそれで」
「・・・うん 強く生きるって決めたから」
しかしほどなくスターになった将真に、、最悪なネガキャンが・・・!!
さらにさらに、、「あの」上野が、「あの」あやの自冊(※←BAN回避で漢字変えてあります)未遂を救って、、ヒミツを知ってしまい・・・!?!?!?^^;;;;;;;;;;;;;;;;;

●オオカミの住処 3巻 感想●
最終三巻、最後の最後まで紆余曲折しまくり・・・!!
ひいいい、、怒涛。。。
なんかなあ・・・ほろ苦いし・切ないし、、でも希望も描いてあるんだよなあ・・・。
なんだろう・・・最終回と言うか結末としては「漫画あるある」じゃなかったものの、逆に現実を描いているのかなあ。。
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だってこれだけ苦しんできて、超能力者やタイムマシンがあるわけでもないから過去を正す力もなくて、その上で「解毒薬」的なものをこの世で
たったひとりしか持っていない、その人次第な現実なんて悲しすぎる気もするし。。
そう言う意味では、この話は解毒薬を意外な他人と・・・本人が最終的には作った、ある意味レアで・ある意味ただただ1の解にしがみつくだけじゃない希少な話運びだったのかなあと。。
賛否両論あるかもしれないけれど、個人的にはアリな結末だったんじゃないかなあとは思います。。
(これぞ「オオカミの住処」なタイトル通りでもあるんだろうしなあ)
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◆藤末さくら先生作品ネタバレ感想記事一覧 春夏秋冬Days・オオカミの住処
あとイジメで悩んでいる人が読んだら、考えさせられる言葉もあったような・・・!?
まあ、、将真は途中かなりダークな事もしちゃったから、、、、、、100%まるっと誰にでも受け容れられるような・きれいごとにはとらえてもらえないかもしれないけどね・・・。
ただ悪意を向けられ続ければ.殺.意が湧くこともあるだろうし、、その果てに・・・紙一重で自分がどんな選択をしたか、結果として道がわかれただけで、
もしかしたらタイミングによっては違う道にすすんでしまった人も、この世にはそこそこ居そうだしね・・・。
そんな過去があってもあの言葉をいうのは、そういう想いをしてきたし・高潔じゃない自覚があってもそれでも言いたかった、絞り出した一言なのかな・・・!?とも。。