2021-06-06(Sun)
ハイパーミディ 中島ハルコ 4巻14話【ネタバレ・感想】【浮気サレな梨園妻】東村アキコ・林真理子
★ハイパーミディ 中島ハルコ/4巻14話/ネタバレ・感想・あらすじ/東村アキコ・林真理子/ココハナ/女性漫画
●ハイパーミディ 中島ハルコ 14話 ネタバレ・あらすじ●
ある日いづみはハルコに歌舞伎に連れて行ってもらったものの、疎いせいかひたすら爆睡。。
だけど帰ろうとしたその時、今回の歌舞伎に出演していた中村ト之助の奥様：純子がハルコに挨拶し、いづみも名刺やお土産をもらうのでした。
ただ、、いづみは歌舞伎関係者の背景もよくしらなくて、後援会の会長の野村が子分で、そこの幹事もやらされてるハルコは、
ト之助は脇役専門の一門で名門ではないこと、顔がいいからしかたなく幹事を引き受けた事などを説明。。ｗ
さらにそこに純子から電話がかかって来たので、ハルコはいづみと三人でワインを飲みながら相談に応じるのでした。。
で、、、純子の相談というのはもちろん歌舞伎の妻あるあるで、「よくある話」だけれど「それに耐えられるかというと別の話」らしい。。
というのも、純子はここまで家の格によってはっきりと役が決まってしまうこと、絶対に夫は主役になれない家柄な事、この世界がとってもややこしくて
いじめやらなにやらで満ち溢れていることを説明し始めるのでした。
しかもト之助は舞妓さんや芸妓さんや銀座のホステスさんだけじゃなく、見境なく女遊びしてしまうらしい。。
で、、、今回純子がキレた「まさかの浮気相手」とは・・・！？！？！？＾＾；；
●ハイパーミディ 中島ハルコ 14話 感想●
わー、、梨園のあれこれ、、なんか、、ひどいな＾＾；；；。
奥さんが怒って抗議しても、ト之助は周りにあることない事話を盛って飲みの場での笑い話にして吹聴するらしい。。
うーん、「歌舞伎役者だから」と浮気しても平気で、さらには妻にそんなに愛されてるオレ自慢みたいなのまでかますのか＾＾；；。
でもト之助の家は歌舞伎役者としては大した家じゃないからワイドショーに追いかけられることもないし、離婚は簡単・・・？？
しかし今回も、ハルコのくだした決断は紆余曲折の末正解だったらしい。。
すごいなー、毎回よくあてるな。。
「いじめなんてどこの世界にもある」なんて言い出した時はどうなるかと思ったけども、4巻読んできて思うのは、ハルコってアドバイザーって
いうより名探偵って感じですかね。。名推理で、相手のお悩みに一番いい回答を与えると云うか・・・？？
たとえば離婚問題ならこう、親子関係ならこうとパターンが決まってるわけではなくて、そのケースに応じて状況を分析して
なにがどうなってこうなってこれからどれがベストかって広い範囲を見渡せるから、相手を納得させられるのかも？
でもってその力と、一応相手にとってベストをちゃんと考えてるところがポイントなんですかね。
「あなたのため」とか言いつつ内心は「他人の不幸は蜜の味」と悪くなるように誘導したりとか、話や状況も大して聞かずに「こういうときは
世間はこういうもの」みたいなパターンでぶった斬ってそれに相手が納得しないと非常識と言ってキレる、みたいじゃないからかな。。
（あと、敵側（今回ならト之助か）に偽善者ぶって妙な同情とか・内心こっそり肩入れしすぎたりせず、純子だけにとってベスト（まあ結果ト之助にもベストではあったんだ
ろうけども）を考えてあげてるからかな）
きっとト之助さんにも事情があるに違いないとか、純子からしか話聞いてないから半分にしとことかならず（まあ一応後援会会長から
話は聞いていたみたいではあるが、前回の遺産の時とかも妙の兄たちへの同情的なものもなかったしなあ）、その辺お医者さんが
手術方法や処方薬を決めるみたいに目の前の患者だけをみて・個々に合わせたベストを決めてるからですかね。。。
◆東村アキコ先生作品ネタバレ感想記事一覧 東京タラレバ娘・かくかくしかじか・海月姫・ハイパーミディ 中島ハルコ
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