2021-12-30(Thu)
お別れホスピタル 4巻【ネタバレ・感想】【パーキンソン病×愛犬との再会】沖田×華
★お別れホスピタル/4巻/ネタバレ・感想/沖田×華/ビッグコミックスピリッツ
4巻は、19~24話入り。
●お別れホスピタル 4巻 ネタバレ・あらすじ●
松原房子さん(84)は10年前にパーキンソン病(脳内物質のドーパミンが減少して運動機能に障害が出る・高齢になるほど発病する)を発症して二年前、終末期病棟に転院。。
ケアをしようとすると看護師の身体をつねることで意思表示をするから、辺見さんらにとてもいやがられているみたいです。。
だって、投薬で進行を遅らせることはできるが完治は難しく、最終的には寝たきりになってしまう人も少なくなくて・・・
松原さんもその一人で今は全く話すことができないものの、いくらなんでも指しか動かないからって&警戒していても手の気配を消してうまくつねってくるなんて、
看護師としては仕事しててつらくて。。
ただ、指以外は動かせないにしても脳機能は衰えていない松原さんにとって、24時間看護の入院生活は牢獄のようなものかもしれない、とも辺見さんは感じるのでした。
そしてある日、よくお見舞いに訪れている松原さんの家族から、「母が大事に育てていた愛犬たちを、病院で会わせることはできますか?」
と聞かれたことで、辺見さんたちはもっと奮戦する羽目に。。
というのもご家族によると、ワンちゃんたちは大事に育ててもらっていたことを今でもおぼえていて、入院していなくなってしまった松原さんの
ベッドで今も帰りを待ち続けていて、それが不憫で不憫でたまらないし・いつ亡くなってもおかしくないと考えると、どうしてももう一度会わせてあげたいと感じているみたいです。。
となると看護師がわは病院内は衛生面で無理だけれど、病院外でなら・・・とOKすることに。
ただしパーキンソン病の松原さんは筋肉がこわばっているから入院当初から座位をいやがっていて、以来三年間体を起こせないままの寝たきり状態なのでした。
となるといっそ寝かせたまま会わせては・・・?とも思ったものの、それでは松原さんからは愛犬のおなかしか見えないし、
ご家族は写真を撮ると思うし、、やっぱり座位は必要。。
だから辺見さんたちは一か月後のお見舞いで愛犬と会わせるため、松原さんに座位中心のリハリビをしようと決めるのでした。
ところが、レバーを回してベッドを徐々に起こすだけで、体ががちがちな松原さんはずりおちてしまい座位は容易ではなさそう。。
しかもつねりぐせも健在で、、辺見さんたちは愛犬の写真を手に松原さんをはげますも、老眼で見えなくてまたつねられる・・・という悲惨さなのでした。
だから、一か月奮戦しても下半身はすこしやわらかくなったものの、上半身は可動域はほぼ変化なし、、あと半年やっても変わらないかもしれない。。
ところが感動のご対面で、、いろんな意味でまさかの展開が・・・!?!?!?(笑)
●お別れホスピタル 4巻 感想●
漫画読みながらたいてい展開を予測しちゃうタイプなんですが、、このお話はちょいちょいっと「まさか」が効いてて感動だけじゃなくて
笑ってしまった。。つねりまくる患者さんから笑いが出てくるとは、結構予想外w。
+ 死期が迫ってきたら親族がすりよってきたから「あの世までお金を持っていきたい」と考えた富豪の これまたまさかの一手、、
+ どちらかというと「ボケ」って悲しいことなのかなと思っていたのに、摂食障害やうつなどで苦しみ幸せを感じられず病む辺見さんの
妹が、、、因縁女性の「ボケ」に遭遇して生きる希望の片りんに触れかけたりと、、これまたびっくりがいっぱい。。。
人間模様、、いろいろありすぎ~~~!と感嘆な第4巻でした。。
◆沖田×華先生作品ネタバレ感想記事 透明なゆりかご・ギリギリムスメ・はざまのコドモ~息子は知的ボーダーで発達障害児~・不浄を拭うひと・お別れホスピタル
しかも、、、、、、、、、、、、、、、、、5巻はあの豪傑(?)看護師 赤根さんに、、がん発覚のまさかが・・・!!!
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