2023-05-16(Tue)
夜に聞かせて 1巻3話【ネタバレ・感想】【全部未耶が悪い】
★夜に聞かせて/1巻【最新】3話/ネタバレ・感想/中河友里/別冊マーガレット6月号2023
●夜に聞かせて 3話 「捨てられない」 ネタバレ・あらすじ●
”間違えたくない そう思ってたのに 教室の扉を開けるのが怖い だってもし 「最低」 なんて言われたら・・・”
未耶は翌日の朝、登校したときに教室のドアを開けるのをためらってしまったけれど、すぐさま自分に喝を入れ直し・
ほっぺをバチンとたたいて 自分が勝手に想像してるだけ・まだやり直せる・何か決定的な事が起こったわけでもない、と
自分に言い聞かせ鼓舞することに。。
ただ、勢いよく教室に入ったけれど、愛音は普通に対応してくれてる感じ・・・?!で、未耶は「昨日の春高のこと
わたしっ 愛音のこと 不安にさせないからね」と思い切って告げてみるのでした。
すると愛音はおどけつつも、「もしかして春高のこと好き?」と質問。
となると未耶は思わず「うん・・・好き・・・」と言ってしまったけれど、すぐさま我に返りそれは憧れであり恩人だから、と
あわてて弁明するのでした。
・・・結果、愛音は「春高のことも未耶ちゃんのことも信じてるよ」とほほ笑んでくれた・・・けれど!?!?!?
●夜に聞かせて 3話 感想●
ううーーん、、未耶からしてみたら、もしかすると 春高はお試し交際くらいのスタンス(?)で、、、めっちゃ両想い!なのをぶっこわしたり・
その愛を揺るがしたりするわけじゃないからハードル下がってる気がちょーーっとしてるかもしれないけれど(憶測)、、
あとから言い訳したって「うん好き」はまずいって^^;;。表情が、恋する乙女の顔だったし。。
愛音はそこまで、疎くないんじゃ・・・そういうの。。
かと思うと、そんなバチバチの予兆に気づいてないせいか、春高は未耶がプリントに描いたへたくそ絵をスマホのホーム画面にしちゃってて、、
そんなの愛音が見たらどーなることか。。。想像しただけで、おそろしい。。
と思ったら、未耶と春高、アクシデントとはいえキ..ス寸前の距離になってて、、あーあーあー。
よく社内不倫カップルは空気でバレる、と聞くけれど、これ・・・未耶が片思いだけでも、周囲気づきそう。。
そうしたら、愛音がよほど何かやらない限り、未耶は「泥棒猫・盗人」状態で扱われかねないが、、大丈夫か~???^^::
春高か未耶が思春期だからそこまでガツガツいけず、両想いだったのに愛音に遠慮して結局付き合わず、クラス内から非難され・女子グループから浮いて、
恋も友情も逃す可能性だってあるのに^^;;。かたや、愛音は察しがいい・・・!!さっきの「寸前の距離」の余波を、春高からも未耶からもかぎとってる^^;;;;;;;;;;;;;;;;;。。
と思ったら、さっそく未耶ハブって放課後勉強会から~の、SNSで未耶が知っちゃって・・・由良くんも春高も援護射撃して、
彼女の愛音はそりゃー面白くない状況。。あーあーあーあーあー。
ただ、春高・未耶・由良くんの三すくみ状態は、やっぱり由良くんが淡々・・・下手するとサイコパス・・・まではいかないだろうけど、この真顔での「青春だなぁ」が不穏なのよなー。
顔に出ないだけで、悪意ない可能性もあるけどねえ。。
でもって愛音もめっちゃぶりっこじゃないけども若干ガーリーな雰囲気出てて、これさっぱりした素朴な感じの見た目だったら
これまた同じセリフでも、読後感変わってくるのかなあ。。(本来は略奪愛される側だから、そっちに肩入れしたくなる状況
だしなあ)
しっかし、未耶も由良くんに流されそうになって「どこまでも甘えたくなる」→手握って、そこに春高きたら手を払いのけて自己嫌悪、、か。。
というか、ここまで進展してたり・迫られてるの、、愛音は知らないんだよね、、もし知ったら 純粋に一途に想ってるだけじゃなくて
言い寄られてフラフラしながら人の彼氏に手出して来てんのかい!!ってならないかな、、火に油・・・。
ふつうなら、他に乗り換え先がいるのか、ならそっちとくっつけーって安心されるところもありそうだが、、こわ。。
うーん、ここに出てきてるコたちはいまのところ全員、モテて青春謳歌したいからとにかくいろんなとこ手だしとけ!って言う
遊び人テイストではなく、かといって少女漫画みたいに最初からハツカレハツカノ両想い!うしろぐらいところ一切なし!って訳でもなく、
まあまあよくあるコたちなのだが・・・割と、未耶はちょいちょい文学的?哲学的?で、私はどれだけ間違いをおかすのだろうとか、
誰かを傷つけてまで 私の気持ちは大切なのかなとか、どうして時間って戻せないんだろうとか、でも戻せたとしてどこから?とか、、
色々おもってるが・・・多少誰かを傷付けてもある程度自分の気持ち優先したり距離置いたりしないと、もっと傷つける羽目になると思うんだが。。
撤退なのか・前進か、、未耶どうするんだろー。しかしながら、、このくらいの よくわからない恋心に戸惑ったり、ブレたりするのも人生あるあるでは
ありつつも確かに他者に危害を加えている一面もあるし、いつ何をどの程度どうしたかによって自己評価も周りからの評価も人生も人生観も変わってきそう、、
とりあえず何気に真面目な割には何気にブレてる、しかしごく普通の共学の高校にありそうな恋模様、、誰に一番肩入れしながら読めばいいのかビミョーに悩むw。
この手のお話でも、もうちょい誰か寄りになること多いのに、話の流れ楽しみではありつつも、誰がどういうキャラになるのかまだ固定されてないからかなあ。。
未知数なところ、そこそこある。。とりあえずは、由良くんか愛音がどちらがジョーカーなのか、どっちもそうなのか・否なのかを楽しみにしながら読むとします。
(現段階では、未耶と春高は普通の高校に敢えて居そうキャラ、味付け変わってくるのは由良くんと愛音と分析)
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この四人の中でハタからみて、一番誰が楽なのか考えてみると、気に入ってる未耶からも想われ・とりあえず付き合ってみた
愛音からも想われ、邪魔と言われつつもなんだかんだで由良くんから大事にされ(?)、過去流されて付き合ったが恋の痛手もなさそうな
春高かなあ、、自覚なさそうだが。。知ったら好きになるかもでつきあって、未耶ハブった愛音を許せなくて態度に出すのは
想われてるからで、あれ逆の「試用運転中」されてる愛音の立場だったら、評価落ちるわけだからきっついだろうなー。。
由良くんは本気度とか本音がよくわからないので、となると一番地獄は愛音かなあ。。
未耶は追いかける側で、追いかけられる側じゃないし、由良くんから言い寄られてるし・・・。
恋も友情もなくしそうなのは、未耶だけじゃなくて愛音も同じだし。
でも愛音が泣いてもあんまり響いてこないのは、少女漫画のヒロイン設定じゃないからかなあ・・・自分も悪いとこあるのに
反省せず、全部未耶が悪いって言ったりするからか・・・!?今後、モノローグ増えてきたりしたらかわってくるのかなー?
(その前に、ブラック化しそうだが)
それともさっさと、次の恋に・・・いやあの交際OKの号泣ぶりからすると、ないかなあ。
夜に聞かせて 4話は、別冊マーガレット7月号☆
2023/6/13発売☆
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