2023-10-03(Tue)

零れるよるに 1巻3話【ネタバレ感想あらすじ】【虐待児、、立ち直りの志】



零れるよるに/1巻3話/ネタバレ・あらすじ・感想//Kiss/少女漫画・女性漫画





零れるよるに 3話 ネタバレ・あらすじ●





実は児童施設の子は世間で思われているほど親と絶縁がちではなく、実際はほとんどの子が入所後も親との交流が続いていて、



手紙・電話・面会・一時帰宅などかたちや密度はそれぞれではあるものの「何かしら」のやりとりがあることが多いみたい。



でも、それらがほぼ断たれてしまっているよるのような「少数派」(?)も施設にはいるわけで・・・。。。



「少数派」は、、、大半が自宅に「一時帰宅」してしまうお盆休みや年始年末などの長期休みはその「差」を実感させられるから、



「ずるいよ・・・帰る家あるならなんで施設にいんの?」等々、、かなり複雑な心境になったりするみたいです。。



そして、、よるはと言うと・・・いつも騒がしくて一人になりたいと思うのに、いざこのように人が少なくなり静かな食卓になるといたたまれなくなってしまったり。。



親とのつながりが濃い子がうらやましい、不安で眠れなくて先のことばかり考えてしまう・・・18になったらどうしよう・・・施設追い出されちゃう、



そしたら私誰とつながって生きていけばいいんだろう・・・と、夜 寝付けなくて休みのあいだじゅう不眠状態になるみたいです。。



さらによるは、、施設に入りたてのルカという少年がもう三度も脱走していることを知り、天雀も小5のころ同じように脱走を繰り返す時期があったことを思い出し・・・余計に複雑な心境になったりも。。



というのも、ひどい虐待を受けていた天雀は施設に入った時「もうあの家に帰らなくてすむ」とまで言っていたのに、ふっといなくなり・理由も説明せず、



職員が靴を隠して対策しても裸足で逃げ出す・・・というありさまだったらしい。。そしてその理由は、いまのよるでも判断がつかず・・・ただ施設にいるのが嫌になったのか、それとも家に帰ろうとしていたのか・・・??



しかも最終的には、、天雀がもう帰ってこないのかもしれないといよいよ痛感したよるが過呼吸をおこしてしまったことで、、「脱走」自体はおわりになった・・・という微妙な顛末だったみたいです。。



かたや、、同じ施設に居るイケメンの双子、貴瀬(たかせ)・深瀬(ふかせ)には、こちらはこちらでよるたちとは違う複雑な事情が。。



というのもこの二人には子供の頃から「季節里親」がついていて、とてもいいひとたちなのだけれど・・・長期休みに泊まりにいくと、



お寺をやってるのもあって親戚がよく集まるからふたりは「浮く」から居づらいらしい。。



それに向こうには実子もいるし、いつまで受け入れてもらえる関係なんだろう・・・とか、よくわからない部分があるみたいです。。



ただし自分たちの立場でそれ以上不満を言うのは贅沢だとわかっているから、、双子はそのもやもやについては、今回よるに吐露したものの 他の人に強く主張することはないみたい。。



そして、、なんとなく二人の気持ちを理解できるよるは、「私たちは心のどこかで「自分の価値」に自信がない」とやはり感じてしまうのでした。。



一方、天雀はルカの心境を察するところがあったのか、気晴らしにと深瀬貴瀬も誘い、施設に自転車でのちょっとした遠出を申請。するとこの動きに気づいた



よるもついてきたけれど、、実は天雀は電車代を浮かせるためチャリでいけるところまで行き、施設への申請とは全然違う・もっと遠い目的地:空港の展望デッキへと皆を導くのでした。



すると、みんなは初めての空港に大興奮。



さらに天雀はこの状態でルカに「俺も昔 しょっちゅう施設抜け出した おまえと同じで でもすぐ連れ戻されてたんだ



子どもすぎてどこにも行けないし 何にもできなかったんだよ 今は高校生んなったから こんなとこまで来れるようになった



だけどここまでだ もっと力つけて大人になったら あの飛行機にも乗ってやる アジア アメリカ ヨーロッパ



俺は行きたいとこへ行く 自分の力で進んでく」と心境を語りだします。。



となるとそばで聞こえていたよるは、その言葉に感銘をうけながらも、天雀はルカくらいの歳のころから親の存在に見切りをつけていたのだろうかとか、、早く大人になりたがる



けど今の居場所を失うことに全然怖さはないのかなとか、、こんなふうに急に思い立ってみんなで出かけたりそういうのもできなくなる、



あと少しでこんなまぶしい夏は二度と来なくなる....と複雑な気持ちに。。



しかも、、、ほどなく・・・、、天雀に悪いしらせが・・・!?!?!?^^;;



零れるよるに 3話 感想●





よる、、精神が不安定になってる・・・病んでる!というほどじゃないかもしれないけども、根っこの根本的な部分でのダメージがやっぱりあるんだな~・・・。



器にひびが入って気力やきもちに漏れがあるかのよう、、まわりにあたったり攻撃的でない感じ・・・?静かにひそやかにしおれてる感じが、余計に心配になる~。



ここで仲間を形成しても、ふつうの幼なじみや友達・親戚みたいに未来への財産にならず、連絡とりあわなくなったり・逆に忘れたくなって切ったり切られたりも



あるかもしれないし、、人間関係を基本「持ち越し」確定してる家庭の子とは、、環境にかなりハンデがあるような。。



かたや天雀はあんなに背中に大きなやけどおわされてたのに、それでも家に帰ろうとしてたのか・・・やっぱり当本人でしかわからない、



その立場ならではの感情があるんだろうなあ。帰らない方が安全だし・どうにもならないってのは第三者からは言えることで、



人生「無念」と「予期せぬ喪失」は簡単には淘汰できず苦しむものだし、、それが対象が親・自分がまだ子供ならば余計・・・だろうし。。



にしてもよる、こんな少女のころから過呼吸・・・しかも天雀の存在が消えるかも、で・・・って、、、これは確かに小鳥遊さんも心配にはなるか。。



それだけ大事な存在になるような人間に出会えたってことでもあるんだろうが、、言い方悪いけどデメリットも大きそう。。(本人のせいではないが)



そのまた一方、双子は前髪わかれてるのが深瀬、前髪全部あるのが貴瀬か。。どっちもイケメン男子高校生、貴瀬がよるのこと好き?



な感じで、深瀬のほうが若干達観しててモテそう。で、、天雀、周りに気も配れるしリーダーシップもあるし、ほんとに力つけて世界飛んで回りそう・・・。。



人生・・・不遇や最悪期があってもその後いつでも上昇気流に乗れるわけじゃないけども、そのチャンスがすぐあらわれないのは本人のせいじゃなくてほんと時機なんだけど、、いつか・何回かはビッグウェーブがきて乗れるタイミングが



あったりするけども、、天雀は何もなければ乗れそう。よるは依存と体調が心配か。。ただたくましさがある分、天雀の方が本来乗れるはずの波に乗り損ねたらストレスすごそう

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(直情的なところあるし / 次の波いつかわからないし、もう来ない・希望はないと絶望しちゃうかもしれないし)。。



って、天雀が羽ばたいていけるようになったら、、世界をまたに・・・って、、よるの性格(状態?)でついていけるのかな。。そして、天雀はこのままたくましく自立できるのか。。



うーん、心配は絶えないけども、、本来ほっといてバイト部活疲れをいやしてもいいのにルカの面倒見て指針をしめしてあげるなんて



男気あることができる天雀なら、なんとかなってほしい!!と思ったら。。。。。。。。。。。。。。。



え~~~~~~~~~~~~~~このタイミングで、虐待父のいどころかわかったと。。。



せっかく未来をむいて歩いていけそうな、、、がんばってるところなのに・・・ううーーん、、心配が余計につのります。。



零れるよるに 1巻

零れるよるに 1巻




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天雀、これだけひっぱってけるなら同性からも支持高そう。ほんと、もったいない。。



おこりっぽいところはともかく、生活費をためなきゃならなくてバイトざんまいじゃなきゃ、生徒会長とか実行委員長とかバリバリやって



もっと校内で慕われたり一目おかれたりもしてそうなのになあ。。まあ、、なににせよ父親ですかね~ネックは。。(いち読者としては、どのつらさげて~とは思うが・・・


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