2023-09-06(Wed)
ひとりでしにたい 5巻【ネタバレ】【元カレと保険話・毒親連鎖に喝!?】
★ひとりでしにたい/5巻/感想・あらすじ・ネタバレ/カレー沢薫。。/モーニング・ツーより、コミックDAYSに移籍?/女性漫画・青年漫画・ヤングレディースコミック
●ひとりでしにたい 5巻 あらすじ・ネタバレ●
元カレ:川上と再度話し合いをし・ついでに「舐.めんな」と一言言ってやりたいと思っていたにもかかわらず、鳴海は過去の自分の行い
により逆に鬼詰めされてベッコベッコに。しかもこのタイミングで本来の本題とされていた保険の話が始まり、鳴海は空気無視の進行に困惑してしまうのでした。
しかし、川上が提示してきた資料の・・・鳴海が現在契約している養老保険の返戻金計算書は、ちゃんと「合うように」考えられたものだったりしたため、
支払額よりも返戻金のほうが増えていると言うまさかの素敵な展開。。
ただこれについては川上はちゃんと契約時に説明していたにもかかわらず、やっぱり鳴海が「人の話を聞いてなかった」ためおぼえていなかっただけで、、
この点についても指摘されてしまうのでした。
そう、川上によれば鳴海の言うような「昔はそんなにしゃべらない性格」ではなく、鳴海は興味ない話をまったく聞かないしおそろしく
冷淡でさらにそれを隠そうともしない性格で、川上自体はそれを治すべき欠点だとわかっていたし・いつかそれで困ったことになるだろうとも
思っていた、だけど「ちょっと足りない彼女を見守る理解のある俺」でいようとして何も言わなかっただけ = 発展性のない関係だったらしい。。
そしてそればかりではなくさらに保険を勧めてくるから何かと思えば、川上は鳴海の考えの足りなさをおぎなう「ペット保険」を提示してくるのでした(笑)。
かたや、、鳴海がそんな風に元カレの前で恥をかいたり知識を得たりしてる一方で、どうも機嫌を損ねてしまった那須田はひたすらの塩対応で・・・!?!?!?^^;;
●ひとりでしにたい 5巻 感想●
川上、意外と悪い人じゃないな。。お宝保険くんでくれてたし、まあ手数料(笑)はわらってしまったがw。
そして、鳴海のマイペース=興味ない話を聞かない・それを隠そうともしない・・・割と身近にそういう人がいて、これまた苦笑い。
漫画で見てると楽しいけども、彼氏とか夫とか1対1で向き合わなきゃいけないごく身近な存在だと、その性格は結構周囲にとってはきびしいところがある。。
にしても川上、、ペット保険について語りだすとは・・・!!ほんと鳴海の性格分かってるな、、初期費用と年間にかかる費用・最後まで面倒見切れるかくらいは
考えて飼いだしたけど、高額治療の可能性とかは考えてなかったらしい(飼う前に考えるべきだったと、本人も猛省していたが)。。
そして、川上・・・「お前は今も「俺の話」は聞いてない 俺がたまたま「自分が聞きたい話」をしてるから聞いてるだけだ
変わったように見えたけど 根本的には何も変わってないな」とか、、バッサリ(笑)。。
でも鳴海はほんとへんに素直(誉めてる)から、いい指摘は前向きにとらえるし・言われた以上に反省したり次への行動にはうつそうとしてるのは好感度高いわ。。
大人になればなるほど指摘するのは好きでも指摘されるのは嫌いになったり、なんとか反論して論破すればいいと破綻した理論を強めに言い出したりするからなあ。。
そんなこんなで元カレと再会したら溺愛生活始まっちゃいました!みたいな漫画が世にあふれまくってる中、お金がらみやこういう
性格がらみでズバズバ言い合う今回の話は個性的で面白かった(笑)。
た~~~だ~~~、、那須田くんがなあ。。毒親にされた毒の連鎖で、鳴海にやらかしちゃってるからなあ。。
「相手にいきなりでかい傷をつけて そこに無理やり入りこんで居座る」かあ。。那須田、自分で分析で来てるところも逆に自分の首しめてるようなとこある気がして読んでてつらい。
しかし腹をくくった鳴海は変に強い(誉めてる)ので、まさかの理屈達人那須田に完全勝利&毒親連鎖に喝!&未来へ導く可能性が・・・あるのかな!?!?!?w
▼表紙こんな感じですが、割と明るい&三枚目な愛嬌あるお話かも。(イメージカラーはグレーと言うより若草みもちょっとはあるかもしれないくらいのギリ彩度低めな抹茶色。)
那須田のカミングアウトの時はあんだけビビってたのに、鳴海のこの辺やっぱただものじゃないと思うわw
(カンもいいし言語化もすばやい)