2023-09-05(Tue)

さよならハルメギド 1~3巻ネタバレ【歪小学生を害するのはUFOか大人か】きづきあきら サトウナンキ



さよならハルメギド/1~3巻/感想・あらすじ・ネタバレ//アクションコミックス/青年漫画





全三巻。1巻は、表題作5話 + あとがき漫画収録。



さよならハルメギド 1巻 ネタバレ・あらすじ●





1989年、日本。小学生の北村将太は、世紀末に人類が滅亡するノストラダムスの予言があると信じ込み、心底傾倒。。



と言うのも、元々将太はUFOやら恐竜やらに、興味は持っていたみたいだけれど・・・人生に挫折してしまった父親が突如酒に溺れ、、将太を病院送りにするほど酷く暴力を振るってしまうという家庭事情があり。。



そしてそのせいで両親が離婚してしまったから、将太はあの時自分が牛乳をこぼして「きっかけ」を作らなかったら、お父さんは殴らなかったのかも・・・、今もそのまま3人家族でいられたのかも・・・と罪悪感を持ってしまっていて、それが心に棘となって残っているのでした。



そして習っていたスイミングもあとちょっとで15級がとれたのに、将太はこの一件で引っ越しを余儀なくされ・福祉の小さな母子寮に身を寄せている現状で。。



だから将太は、自分が失ってしまった苗字:白田姓をもつ女の子を「白ブタ」とからかったり、「恐怖の大王」が1999年にどうせ来るなら明日にでも来ていいのに・・・と、子供ながらに やさぐれてしまっているのでした。



それなのに、母の香織は父には冷たいくせに、ゆるふわっとした巨..乳美人なせいか、大学生時代の友人・三浦優馬から10年経った今もなお言い寄られているみたい。。



でも父とまた暮らす日を夢見ている将太は、優馬の存在がどうしても邪魔に思えてしまいます。。なのに優馬は、将太に「すごく意味深な事」を言うし・・・。



久々に会ったお父さんに優馬のことを、ついポロッと喋ってしまったら、なんかおっかない感じになって・・・まるで宇宙人にのっとられたみたいな様子になってるし。。。



それでもお父さんと暮らしたい将太は、求められるがまま優馬と母が今後何を話したかを、報告する約束をしてしまいます。



将太の判断からすると・・・そう、優馬は三人家族を壊そうとしている侵略者であり怪獣で、僕を助けてくれるヒーローはお父さんなはず。。



ところが優馬は香織と結婚したい・君の事も僕が育てていきたいと意志を表示した上で、まるで自分が本当の父親であるかのような意味深な事を、言い出したから・・・!?



さよならハルメギド 1巻 感想●





謎めきつつ・不穏な空気が漂いつつ、、ベースにひたすら複雑な事情を持つ子供たちの「切なさ」が漂っている今作。。



ノストラダムスの大預言に感化されたり・女子に八つ当たりしたり・優馬のことを怪獣に感じたりする将太は、子供っぽさがあって危なっかしいような・



それでもまだそんな風に複雑な家庭事情から目を背けて現実逃避できてるだけもしかしたらマシなのか・・・??



なんかどう読めばいいのか迷いつつ、、結局将太にとって誰が「悪」なのか、、それは優馬なのか父なのか、、色々な可能性を想像しながら読んでしまいました。。



あと、、母子寮には「かずよし君」なるロン毛の少年がいる・・・と思ったんだけど、、将太は仲良くしていくうちにこの子が本当は女子だと知ってしまって。。



その過程が・・・なんか、、妙にドキドキする危ういエoさがあったかな^^;;。



そしてこのかずよし君は本名はななこで、これまた複雑な家庭事情で男装せざるをえなくて、母親には思いっきり疎まれているらしい。。



母親から「要らない子」って言われるのって、、キツイだろうな・・・。いわゆる毒親ですかね。。



「生きてる側でも仲間はずれとかあるからさ もしあの世でも居場所がなかったら イヤじゃん」かあ。。



小学生にして、死にまではなから逃避する希望を持ってないって、、どんだけ何があったんだろう。。



さよならハルメギド 1

さよならハルメギド 1






「大人さえしっかりしていれば・・・この子達は」と、何度も思わされる漫画です。。。



さよならハルメギド 2巻 ネタバレ・あらすじ●





2巻は表題作6~10話 + 作者あとがき漫画2P入り。



「早く・・・ 一九九九年になればいいのに・・・ ちゃんとするのつかれる・・・ でも・・・ やめたらいらない子になっちゃうから」



兄が泊まりに来ることになったななこは大興奮して、将太にも遊びに来るよう誘ったけれど、、なぜかそこに突然現れた白田さんごと、家に招かれることになってしまいます。



すると白田さんとななこは、、将太をめぐって微妙なバチバチが・・・発生!?



さらに将太は両手に花どころか、、結構な密室&密着で、白田さんとななこの身体を・・・なカオス展開になってしまいます。



しかも優馬と母が抱き合ってるのを見てしまった将太は、「あの人がホントのお父さんだったりして」と別キャラに言われたのもあり、強い危機感を。。。



”UMAが俺の世界を これ以上壊さないために ヒーローを呼ばなくちゃ」将太はよりによって、父へすべて報告してしまうのでした。



するとその後、将太の家の近くには全身黒づくめの男が出現・・・!



だから将太は、知られてはいけないUFO情報を持っている人のところには そんな男が現れ、秘密を守るよう脅されたり..殺..されることだってあることを思い出します。



しかも直後、ななこが失踪してしまい・・・!?!?



さよならハルメギド 2巻 感想●





不仲の両親・可愛がられず不要扱いされる子供・・・。兄ばかりを大事にし、自分を要らない子扱いしてくる親。。



くしくも似た環境の女児二人から好かれてしまった将太は、自分自身も複雑な家庭環境を持つのに、徐々に歪な状態に・・・!?



そりゃあ大人の三角関係もエoはいってくるもんだけど、小学生同士の微妙なこう言うのも、、なんか独特に生々しいと言うか・・・



こんな年齢なのに結構な奪い合い(?)っぷりの前のめり態勢だから、、なんかインパクトあったかも^^;。



ただ、、「黒づくめの男」が本格的に悪さしそう・・・。。



優馬が本当に父親なのか・黒づくめの男の正体は誰なのか・子供たちの三角関係の行方は・・・!?



そして、世界滅亡を願う程追い詰められた子供たちの行く末が、心配でしょうがなくなる第二巻で御座いました。


さよならハルメギド 2

さよならハルメギド 2





さよならハルメギド 3巻 ネタバレ・あらすじ●




3巻は、11~15話(最終回)入り。



ある日、自分のキラキラした世界が毒におかされて・・・みんな何かに汚染されて言葉が通じなくなって、別の生物になってしまった。



でもそれは、あの黒い影のせいなんだ。キラキラした世界を取り戻すためには、みんなを守るためには、アイツを倒さなきゃならない。



翔太はそんな風に感じていたけれど、優馬が駅でホームから転落し大けがを負ったとの一報が入り、あわてて病院へ。



すると優馬に優しく声をかけられた将太は、自分が家族で暮らしたいがために、前に神社で願い事をしたせいでこんな事故が起きてしまったのかも・・・と反省するのでした。。



だけど、、自分が席を外した病室で、優馬が母に「実は、黒い男に背中を押されてホームに落ちた」と言ってるのを聞いてしまい、将太は真っ青に。。



と言うのも、黒い服の男と父親は、、一致するかも・・・???



でもUFOとか馬鹿馬鹿しい事ばっかり言うって他人に言われることが多いから、、きっとこれも馬鹿馬鹿しい夢みたいな事なんだ。。



”オバケはいない UFOは飛んで来ない 誰も死んだりしないし 世界は終わらない 明日はちゃんと来る”



翔太は、そんな風に考え直すことにします。



ところが、、帰路、、、将太が母といる所に、、父が現れて・・・・・・・・・・・・・・・・・。。。。



母が自分だけを逃がしてくれたから、将太は他の大人に助けを求めるのでした。



すると父は、自宅で母の首を絞めまくっていて・・・そこからは、、まさかまさかのド修羅場に発展。。



それでも母は、自分に逃げるように言ってくれたから、将太は外へ飛び出したものの・・・。



”バチが当たった 人類がメツボーしたらいいななんて思ったから 邪魔なヤツにいなくなれなんて思ったから 俺の世界だけメツボーする”



それなのに逼迫した将太に、次々と衝撃の展開が・・・!?!?!?^^;;;;;;;;;;;



さよならハルメギド 3巻 感想●





きづきあきら・サトウナンキ先生って、明るいラブコメから混沌恋模様からドロドロの衝撃展開から、結構幅の広い作品を描く作家さんだけど、、



今回は・・・・・・・・・・・・・・・うーむ。。1・2巻は甘酸っぱさ・ほろ苦さなんかが目立ちつつも、三巻は・・・いびつな衝撃展開だったかなあ。。



他作よりは、性的に・・・と言うより、人間関係的に。。壊れた父、そして歪んだ三角関係。。親子関係だけじゃなくて、恋愛面での人間関係まで、小学生男児がこんな目に遭っていいのやら。。。



あと、結局、さいごのさいごの結末・・・・・・・・・・・・。。。



ううーーん。。賛否両論あるとは思うものの、これってある意味リアルだよね・・・。



やっぱりどんなに頑張っても、子どもが出来る事なんて限界があると言うか・・・それを乗り越えることは容易じゃないし、愛がある家庭を一度でも知ってる側と、知らない側とはこんだけ乖離してしまうのは、なんとなくわかる。。。



漫画の親って簡単に改心したり・実は子供を愛してました・・・なんてパターン多いけど、実際こういう風に一度もそう言う愛を実感できない子は、、そうなっていくのも無理は無いと言うか。。



いや、、抵抗はするべきなんだろうけども、、なんか・・・そこを責めるより、やっぱり大人がもっとしっかりしろよと思ってしまう。



かくして、個人的には「大人がしっかりさえすれば」漫画の、トップ層な一本だったかなあ。。



もちろん子どもたちの全員が全員そうなったわけじゃなくて、明暗くっきりわかれてしまったあたりがとても切なくはあるものの。。



なんかね~~・・・リアルで複雑な読後感で、印象に残る作品だったかも。。

さよならハルメギド 3

さよならハルメギド 3




◆きづきあきら・サトウナンキ先生作品ネタバレ感想記事一覧 

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かたや、、「加害者側の心理」にも、ちょっと考えさせられたり・・・。



でもなあ・・・やっぱり、大人さえしっかりしてれば・・・に戻って来てしまう。。いわゆる親ガチャってやつですかね、、ハズレ・・・大外れひいちゃったら、子供はどうにもできない。。



結末、ショックは受けつつも・・・愛を知ってるから、なんのかんのであの子は大丈夫なんだろうな。。


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